2021年11月に発表されたSONYのα7 Ⅳ。
当初は日本での発売は未定でしたが、12月7日に予約開始、12月17日に発売されました。
スペックや価格などの詳細情報も明らかになったので、前モデルのα7 Ⅲとの比較を見ていきましょう。
前モデル α7 Ⅲから進化したポイント!
画素数・画像処理エンジンの向上
動画に加えて静止画でも活躍する、約3300万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載。
また、ベーシックモデルにもかかわらず、ハイエンドのα1やα7S Ⅲに採用された最新の画像処理エンジン BIONZ XRを搭載し、処理速度が大きく向上しました。
これにより、画質、AFや顔・瞳検出の精度、映像データ処理、液晶表示のレスポンス、メモリーカードへの書き出し性能などの向上を実現しているということです。
α1やα7S III並みの処理性能を持っているというのが素晴らしいですね。
質感の高い描写
最新の画像処理エンジンを搭載したことで、自然な色味を再現できるようになったということです。
また、10種類のプリセットから色味を選べる「クリエイティブルック」や、シネマティックな表現が可能な「S-Cinetone」に対応しています。
高速で正確なAF
フラグシップモデルのα1と同じ759点の位相差測距点、425点のコントラスト測距点を搭載しています。
最新のBIONZ XRにより、高精度・高速・高追随のAFを実現しています。
また、人、動物に加えて鳥の瞳AFにも対応しました。
さらに、AFアシストや、ピントがあっている部分を表示するフォーカスマップによって、より正確なピント調節をサポートしてくれます。
ハード面の操作性向上
α7 Ⅳも、ついにバリアングルモニターに対応しました!
モニターは約103万ドット、電子ファインダーは約368万ドットと、より高精細にアップグレードされました。
これによって、より正確にピントを確認することができるようになります。
また、新しいメニュー画面に対応し、より直感的にカスタマイズすることができます。
購入時に注意したいポイント…
4K 60pはAPS-C/Super 35mmのみ
4K 60pで動画を撮影する際は、APS-C/Super 35mmモードのみとなります。
つまり、フルサイズセンサー対応レンズを用いた通常の撮影時よりもクロップされ、画角が狭くなってしまいます。
4K 60pでの動画撮影を考えている方は注意が必要です。
CFexpress対応は1スロットのみ
メモリーカードのスロットは2つありますが、SD (UHS-I/II対応)カードとCFexpress Type Aカードに対応したスロットと、SD (UHS-I/II対応)カード用スロットの2つになっています。
CFexpress Type Aカード対応のスロットは1つだけなので注意しましょう。
まとめ
なんとか日本でも発売されることになったα7 Ⅳ。
フラグシップモデル並みの性能をいくつも持ち合わせているのが魅力的ですね。
予約開始直後にはSONYの公式サイトが不安定になるなど、早速人気ぶりを見せました。
使いこなせるスペックでもっと気楽にカメラを始めたい。
そんな方は割安な前モデルのα7 IIIでも丁度いいでしょう。
これらの製品は2022年9月1日から値上げされました。
値上げ情報についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
SONYのα7シリーズは撮影用途に合わせて様々なラインナップが用意されています。
自分に合ったモデルを手に入れて、スマホでは写せないカメラの世界を楽しんで見ませんか。
参考
α7 Ⅳの詳細はこちらの公式サイトで確認できます。
コメント