この記事は、Gajeroll Advent Calendar 2022 の 12 日目の記事です。
高級キーボードを探す上で一度は耳にするのがHHKBです。
HHKBの魅力や選び方をご紹介します。
HHKBのコンセプト・特徴
洗練された美しいデザイン
HHKBはHappy Hacking Keyboardの略で、「プログラマーが理想とするキー配列のキーボード」となっています。
HHKBの大きな特徴がミニマルで洗練されたデザインです。
とにかく無駄のないデザインで、コーディングなどのタイピング作業に集中できるようになっています。
文字が印字されていない無刻印キーキャップも選ぶことができます。
特に最近は、ロゴの印字すらない全て真っ白な雪モデルが通常のラインナップに登場して話題になりました。
静電容量無接点方式と耐久性
耐久性、静音性の高い静電容量無接点方式のスイッチが使われているのも特徴です。
一般的なキースイッチと違って接点がないので、劣化しにくく長く使えると言われています。
そして単3の乾電池式なので充電の必要がありません。
本体のバッテリーがだめになることもないので長く使えるというメリットもあります。
キーマップ変更可能
ショートカット操作がしやすい独特なキー配列になっています。
その上で純正アプリでキーマップ変更できるのもポイントです。
HHKBの種類
HHKB Professional HYBRID Type-S
HHKBのフラッグシップモデルで、妥協のないキーボードになっています。
静電容量無接点方式と「Type-S」のキー構造を組み合わせて、速さと静音性を高めています。
単3乾電池によるBluetooth接続だけでなく、USB Type-Cで給電する有線接続も可能です。
日本語配列、英語配列のそれぞれに墨、白、雪の3色が用意されています。
日本語配列でもかなの印字はないのでシンプルなデザインになっています。
さらに英語配列と、雪バージョンの日本語配列では、無刻印モデルも選ぶことができます。
ただし、静音とは言っても、パンタグラフ方式のほうが音量としては小さいと感じます。
スコスコという打鍵感が好みかどうかが重要になると思います。
選び方としては、実用性で考えると墨または雪の刻印モデルを選ぶと間違いないでしょう。
少しレトロな雰囲気のある白モデルもあります。
US配列ユーザーは英語配列モデルを選びましょう。
また、数字や記号も含めてブラインドタッチができる方は、無刻印配列もおすすめです。
雪の英語配列無刻印モデルは公式サイトで購入できます。
日本語配列の墨と白でも、別売りで無刻印キーキャップが用意されています。
HHKB Professional HYBRID
Type-Sではない代わりに、Type-Sモデルよりも安価に手に入れることができます。
静電容量無接点方式なので、長く使い続けるキーボードを手に入れたい方にちょうどいいと思います。
こちらも単3乾電池によるBluetooth接続だけでなく、USB Type-Cで給電する有線接続も可能です。
ただし、打鍵音は好みが分かれやすいと思います。
こちらのモデルはキーを押し込むときと離すとき、どちらもある程度のカチャカチャという音が鳴ります。
そのため個人的にはキーの動作と画面上の入力がうまく噛み合わない感覚がありました。
静かなキーボードを探している方は、パンタグラフ方式、もしくは思い切ってType-Sを選ぶことをおすすめします。
フィードバックのある打鍵感が好みなのであれば、静電容量無接点方式は諦めて、メカニカルを選ぶのが賢明です。
HHKBを検討する際の注意
HHKBは静電容量無接点方式を採用した上で、ミニマルさや耐久性を実現した製品だと思います。
そのため、静電容量無接点方式そのものが自分にあっているか試す必要があります。
メカニカルキーボードに一定の需要がある通り、メカニカルのような明瞭な打鍵感を好む人も多いと思います。
究極にシンプルなデザインのキーボードがほしい、静電容量無接点のスコスコという打鍵感が好き。
そういう方はぜひHHKBを選んでみてください。
またHHKBはリセールバリューが高くなっています。
どうしても合わなければ、きれいなうちにメルカリに出すのもありだと思います。
メカニカル派だけどHHKBも気になっているという方なら、一度は試してみるのがおすすめです。
おわりに
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